何を求められているバンドかということ


20190922 Zeppダイバーシティ

剃刀負け


デザートとメリーとリンチとレザーの対バンだった。

頭痛くてあんまり記憶ないけど、メリーがピークで楽しかった。メリーの曲なんて9割知らないのに、残りの1割の曲が少しずつあって「うわこれアップルミュージックにあった!」って楽しめました。

首吊りロンド、絶望、薔薇と片隅のブルース、ジャパニーズモダニストは知ってた!


私が書きたかったこと。

今日の対バンは、多分レザー的には暴れ盤を呼んで暴れまくれ〜っていうやつだったと思うんだけどアタマのデザートがいまいち盛り上がらなかった件。


デザートはまずメッセージ性が強いっていうのがあって、リンチとレザーがないわけじゃないだろうけど、スタイルとしてちょっと違うと思ったわけ。(メリーは世界が違うので3バンドで比較)

完全に聞き手の傾向だけど、千秋の強いメッセージを受け止めようとするファンは気づきを求めてたり、答えを求めてたり、曲の考察とかそういうのが好きなんだと思うんだよね。

だからグヌくんの言葉を尽くすMCとか、ムくんの救われたいやつだけついてこいとか、そういう「言葉」が刺さってしまうんだと思う。


一方でレザーとリンチ、今日はとにかくバカになって暴れて楽しみましょうという感じのライブだった。それが毎回かどうかはわからないけど、周りのファンを見る感じだとそういうやつなのかなという印象。

日々の嫌なことは一回忘れて、ここだけでも何も考えずに楽しい空間にしましょうというMCだったように思う言葉は全然違うけど。

それがすごく体育会系なライブに思えたし、健全で理想的だなとも。ファンの人みんな運動部だったでしょ?体力ないと行けないよあんなバンド……


アルルカンもキズもデザートも共通してるのは「救い」であって、我々は救われるためにライブに行ってる。

ライブを楽しみに行ってる人に、千秋の歌詞や千秋のMCは届かない。

一発目でまだ温まってない時にアレは余計にね。助けてなんて言わない〜みたいな曲めちゃよかった。我々は他人に救いを求めてない。我々を救ってくれるのは音楽なので。